一日に何度もブレーカーが落ちる。こんなことありませんか?
今回はなぜブレーカーが落ちるのか原因を深堀して、
対処や対策法を考えていきましょう!
目次
ブレーカーとは?
ブレーカーとは分電盤のことを指します。
分電盤の装置には電気を安全に使うために、過剰な電気を遮断する役割があります。
『ブレーカーには3つの種類がある!』
- アンペアブレーカー
電力会社から契約した分の電気を管理しています。
建物全体で使用されている電気が一定以上に大きくならないように制御しますが、一定以上に使用されるとブレーカーは落ちます。
- 漏電ブレーカー(漏電遮断機)
家庭製品の故障や配線の破損があると、漏電ブレーカーによる機能によってブレーカーは落ちます。
漏電ブレーカーの役割は感電や火災から人や機器を守ること。
漏電ブレーカーが落ちた場合は、そのままにせず故障や破損、劣化している物を探しましょう。
- 安全ブレーカー(配線用遮断器)
アンペアブレーカーと同様に、一定以上の電気が流れると安全ブレーカーが落ちます。
また、使用中の電気機器の故障やコードの痛みが原因でショートした場合にも落ちます。
アンペアブレーカーと違うのは、安全ブレーカーがつながる先が場所ごとに分かれていることです。
「リビング」、「キッチン」、「浴室・洗面所」という感じに分けられています。
そのため、安全ブレーカーは、配線に過剰な電気が流れないように使いすぎやショートした機器のある回路のブレーカーが落ちる仕組みになっているのです。
お家の一部が停電した場合は、安全ブレーカーが落ちている可能性があります。
ブレーカーが落ちる主な原因
契約アンペア数を超えている
契約アンペア数はご家庭ごとに、電力会社との契約によって異なります。
実際に、一般的な家庭の契約アンペアは10A~60Aが基準となりますが、オール電化住宅等では10kVA(100A)や15kVA(150A)といった大きな契約を結ぶ場合があります。
建物の大きさや、同時に使用する電化製品などを考慮し、アンペア数が決められます。
電気の使い過ぎで契約したアンペア数を超えてしまうと、ブレーカーが落ちてしまいます。
ケーブルや電化製品から漏電している
電気を安全に使用するために、ブレーカーの装置は電気を決められた回路を通るようにコントロールしていますが、装置以外に問題があると考えると、それはケーブルや電化製品の故障などによる漏電の問題と考えた方がいいでしょう。
どこに故障や破損があるのか確認してみましょう。
一部での電気の使い過ぎ
一部での電気の使い過ぎというのは、電力会社と契約したアンペア数以内であっても、一部分で多くの電気を使用すると安全ブレーカーは落ちるということです。
そして、落ちるブレーカーによって、停電する部分が異なります。
- アンペアブレーカーや漏電ブレーカーが落ちれば建物全体の電気が消える
- 安全ブレーカーが落ちれば建物の一部分が電気が消える
ブレーカーを落とさない対策
ブレーカ自体の故障を疑う
通常のブレーカーの交換推奨時期は、12年~15年だといわれています。
ブレーカーには耐用年数が定められていないので、ブレーカーに故障があってから交換されている方は少なくありません。
外部気温といった使用環境により、耐用年数が短くなることもあります。
また、劣化とともに遮断の発生頻度が増えることが予想されています。
電気を利用する時間や場所を見直してみる
キッチンの電化製品を使用するとブレーカーが落ちる場合は、電化製品の同時使用をすることが原因かもしれません。
昨今の電化製品が優秀過ぎるばかりに、安全第一のブレーカーは一定以上の電気の大きさを抑えようとするので、結果ブレーカーは落ちてしまいます。
対処法は、『使用する時間や場所をずらす』ことです。
回路やコンセントの増設を検討してみる
時間や場所をずらすことに不便を感じるのであれば、回路やコンセントの増設を電気工事店に相談してみるといいでしょう。
キッチンにコンセントが1つ増設する場合、抵抗感なく複数の電化製品に電気を流すことが可能になることもあります。
あらかじめ電気工事店でご相談してから、回路やコンセントの増設をするといいでしょう。
まとめ
ブレーカーが落ちる頻度が多くなったら、原因を探すこと。
装置自体の対処は電気工事店に依頼してみるといいでしょう。
どこまでが自分で対処できる範囲なのか疑問がある方は、公式LINEのご案内からご相談ください!
